マージナルマン について
人声私語を書いた当時、私は現役の理科の教師として、高校で物理を教えていた。しかし、、当時の私は、教師としても、社会人としてもとうてい一人前とは言えない人間だと感じて、気分的に落ち込んでしまうこともあった。
一般の社会や人間関係から隔絶して育ち、観念的な理想主義だけで教師になった私は、生徒たちを理解することができず、当然ながら指導することもできなくて、教師を辞めようと思ったこともある。さすがに、この当時それは多少改善していたと思うが、それでも自分は一体何者なのだろうか、この日本社会には馴染めない人間なのではなかろうかと感じて、自分の前半生を「マージナルマン」という文章にまとめていた。
ここに集めたのは、その「マージナルマン」を書きながら、自分の前半生を振り返ってみた文章である。ただし、長い事情説明を要するものや、深刻なできごとは短い人声私語では書けないので、比較的軽い内容のものだけである。
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