深い断絶
韓国の検察当局は二人の元大統領を反乱罪で起訴し、国会は彼らの死刑判決を可能にする特別法を可決したという。一方、捕らわれた元大統領は獄中でのハンストで対抗して、昏睡状態に陥ったそうだ。日本でも元首相の犯罪が暴露され、司法当局によって有罪判決が下されるという例があったが、これとは全く次元を異にするという感じである。
私はことの経過の是非について論評するつもりはないが、驚くべきはこの展開のすさまじさである。過去、これほど極端な政治変動があったのは一部の新興国や社会主義国の独裁政権が転覆された時くらいのものだろう。この激しさの根底には過去の軍事独裁政権に対する民衆の不満があるのは間違いないだろうが、では日本人が同じ状況に置かれた場合にも同じように行動するだろうかと考えてみると、どうもそうはならないのではないかと思う。その違いは何なのだろうか?
その要因として、韓国は独裁政権から解放されてから日が浅いので社会的な成熟度が低いという事情や、彼らは北朝鮮との軍事的な対決の中で生きてきたので社会的な緊張感が強いという事情もあろう。しかしそれだけでは説明できそうもなく、国民性の違いということを考えざるを得ないように思う。
韓国と日本は地理的にも近いし、日本は古くから朝鮮文化の影響を受けてきた。だから我々はややもすると韓国と日本は国民性も似ていて社会も同質だろうと考えがちだが、それが違うのではあるまいか。やはり韓国は大陸の国で日本は島国、そこに深い断絶が横たわっているのではないかという気がする。
ああ、日本人
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