2023年1月30日月曜日

                                        日本語の風景  について


 ことばというものは、我々の考えを表現し、人に伝えるためのものだが、それ以上に我々の発想を方向付け、制約するものである。そして、ことばは真実を伝えることもできるが、時には真実を歪め、覆い隠す働きもする。

 そういう欺瞞は、意図的に行われることもあれば、無意識に進行していることもあって、時にはそのことばを発する人間自身が時分のことばに騙されたりもする。私自身も、自分のことばや相手のことばに違和感を感じて、我々は日々使っていることばにたいして、もう少し自覚的であるべきだと感じることがある。

 ここには、日本語の中にある独特の言い回しや、我々が無意識的に使う決まり文句、さらに、外国語の翻訳に当たって生じる意味のズレなど、さまざまな状況で現れた日本語や、我々の発想、さらには日本社会の特質の特質について論じた文章を集めてみた。

日本語の風景

  人という字  いかがなものか  明日に架ける橋  だった症候群

  壮大なるゼロ  尊い犠牲とは?  ふたつの言語観

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