2023年1月29日日曜日

               編集者の品性を問う


 村山内閣の閣僚について、ある週刊誌が揶揄的な記事を乗せている。たとえば大出俊氏について『郵便配達から郵政大臣に出世』と書き、五十嵐官房長官に対しては『最初の妻に自殺された』と大見出しを打っている。どんな時にも言論の自由は尊重されるべきであり、こういう記事を載せたからといって発禁にせよと言うつもりはない。が、記事の執筆者と編集者の品性に重大な欠陥があることだけは指摘して置かねばなるまい。

 『郵便配達から郵政大臣に出世』ということばは、現場労働者に対する差別意識丸出しである。それに、大臣になることを出世と呼ぶ感覚は民主主義の対極に位置するものだ。この記事は身分意識を払拭できない『出世』至上主義者の劣情(嫉妬心)に迎合しようとする意図が見え見えである。

 この記事はさらに『労働組合の出身者がその監督官庁の大臣になるのはパンツを脱ぐほど恥ずかしいことだ』と言う。どうやら筆者は郵政省が郵政労組の監督官庁だと考えているらしい。一度、労働法規の基本を勉強することをお勧めしたい。

 五十嵐氏が『最初の妻に自殺された』と見出しにあれば、誰でも結婚生活の中で妻が自殺したのだと思うだろう。ところが本文を読んでみれば、問題の女性は彼と離婚し別の男性と再婚した後で自殺したのだということが分かる。これではまるで話が違う。

 本文を読めばわかるからいいというものではない。見出しだけを見る人も、週刊誌の新聞広告だけを見る人もいるのだ。卑劣な見出しという他ない。

マスコミに異議あり

  大誤報の理由  アレッ?  マッチガソリン  編集者の品性を問う  

  感情論に異議あり  食い違う新聞報道  犬も卒倒いづこも同じ待宵月 

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