衆愚政治
最近の細川首相を見ていると、何か気の毒になってくる。佐川急便からの借入金問題や義父名義のNTT株購入問題などを追求されて予算審議が中断しているようだが、この程度のことで政治を中断させるのは単なる党利党略に過ぎまい。特に株を他人名義で購入するくらいのことは珍しいことではない。もちろん法的には問題であろうし、政治に携わる者のモラルとしても誉められたことではないが、一国の政治をストップさせるほどの事でもない。金にまつわるスキャンダルといえばまず田中角栄のロッキード事件を思い出すが、それとは質的に異なるものだ。
振り返ってみると、田中内閣以来、金や女性にまつわるスキャンダルとそれをめぐる政争によって内閣が交代してきた。この日本をどうするのかという問題が政治の焦点ではなかったのだ。その結果、国民の政治意識のレベルが極端に低下している。これは民主主義にとって危機的な状況だろう。
たしかに、マスコミにとっては、そのような『庶民にわかりやすい』問題はニュースとしての商品価値が高いのだろう。政治的な対立党派にとって、そうした『庶民感覚』を錦の御旗として攻めるのが有効なのもわかる。しかしそういうやり方は一般大衆を愚弄するものであり、その結果実現するのは衆愚政治に他ならない。こんな状態が続けば私達は政治に低俗な見せ物しか期待しなくなるだろう。その時何が起こるか、それが恐ろしい。
私は政策面やイデオロギー面で細川首相を支持したことは一度もないが、今は『細川さん負けるな』と言いたい。
サルの政治
全会一致 衆愚政治 永田町の懲りない面々 バカを温存する社会
0 件のコメント:
コメントを投稿